米沢市の西吾妻山、天元台、白布温泉の活性化を目指す天元台×白布リボーン協議会(会長・遠藤友紀雄西屋旅館社長・S58卒)は、周遊マップ「アラウンド西吾妻 遊湯(ゆうゆう)マップ」を作った。異なる表情を持つ春-秋と冬の同エリアの魅力をマップの裏表の両面でまとめている。
滞在時間別モデルコース提案
裏返すと春、夏、秋用と冬用として使える両面刷りで、それぞれ滞在時間別のモデルコースを提案している。地図上には撮影スポット、日帰り入浴ができる施設、電動アシスト付きマウンテンバイクの貸し出し場所のマークなどを付けている。手のひらサイズに折り畳め、表紙の色合いは季節で変えた。
春-秋用は、昨年参道を整備した白布大滝や、旅館の背後にある薬師如来尊堂、天元台高原の雲上テラスなど散策コースを中心に取り上げ、季節ごとに楽しめる里山の動植物を掲載した。冬用はパウダースノーが売りの天元台で楽しめるウインタースポーツやイベントを中心に紹介し、雪上に残る野生動物の足跡などを添えた。
2020年度に始まった官民連携のリボーンプロジェクトは24年度に最終年度を迎え、23年度は温泉街の新たなシンボル「湯車」周辺の整備などに取り組む予定だ。遠藤会長は「新型コロナウイルス禍で落ち込んだ客足はだいぶ戻ってきている。この動きを継続できるよう情報発信に努めたい」と話す。エリア内の宿泊施設や店舗などで入手できる。
2023年5月17日山形新聞より