江戸時代中期に米沢で活躍した剣士の吉田一無(1704~82年)に光を当てるイベント「吉田一無にまつわる伝聞」が17日午後2時から、同市城南1丁目の三條かの記念館で開かれる。一無の子孫が講演するほか、ピアノ演奏、居合の演武などを予定している。

三條貞夫さん(71・S45卒)

一無について調査する同記念館長で市剣道連盟会長の三條貞夫さん(71・S45卒)らが企画した。一無は現在の同市南原猪苗代町に生まれ、「一刀流」の達人として知られた。出張指導の帰りに襲われ、返り討ちにした話が有名で、9代藩主の上杉鷹山の前でも披露したと伝わる。鷹山の師の細井平洲の悪いうわさを聞いて暗殺を企て、平洲の毅然とした態度を見て考えを改めたとの逸話は鶴岡市出身の作家藤沢周平さんが「一夢の敗北」として短編に著している。

イベントでは、一無の子孫・星省治さん(神奈川県・S44卒)が講演。一無の親戚筋の古民家に住むピアニストの福田直樹さんが、一無と同時代に活躍したモーツァルトなどのピアノ曲を披露する。同連盟の居合道有段者による演武もある。

三條さんは「一無のエピソードを通し、これまでと違う角度から米沢の歴史に触れてほしい」と話す。イベントは午後4時までで高校生以上が千円、中学生以下は無料。申込は不要。問い合わせは同記念館0238(23)3334。

三條かの記念館
2023年12月14日山形新聞より

当日イベントに参加した星省治さん(S44卒)からコメントを頂いています。

昨日のイベントに参加させて頂きました。
終了後に改めて考えて見ましたら、鷹山公の残した政治と武道や音楽などの中には共通する『人間性』があると感じました。本当に必要なのは単なる見せかけやテクニックではなく『真から感じる心』だと