日本酒「東光」を醸造する小嶋総本店(米沢市本町2丁目、小嶋健市郎社長・H11卒)は歴史ある店舗や土蔵のライトアップを始めた。22日夜にプレ点灯を行い、23日以降は日没から午後10時までライトアップする。
国の文化審議会は昨年、同社の店舗や土蔵などを登録有形文化財(建造物)とするよう答申した。店舗兼母屋は1919(大正8)年の米沢大火後に移築された近代和風建築。歴史的資源をさらなる景観づくりに生かそうと、国の補助金を活用してライトアップを企画した。
プレ点灯で土蔵の白壁が優雅に照らされると、集まった住民らからは拍手や歓声が上がった。小嶋社長は「街中の景観向上や夜間の安全確保にもつながる。柔らかな光に浮かび上がる歴史的な建物を楽しんでほしい」と話していた。
2024年2月24日山形新聞より