空き工場を改修・通りににぎわい期待

官民一体でのまちづくりが進む米沢市東町上通りで、シェアオフィス「マチスタヂオ」の大部分が完成し、29日にセレモニーと内覧会が開かれた。企業や団体が利用する2階オフィスは、まちづくりに関わる5社が入居を予定。1階ピロティ部分は住民が自由に過ごせる空間となる。通りのにぎわい創出に加え、新たなアイデアや活動が生まれる場所として、活用が期待される。

まちづくり拠点として整備されたシェアオフィス「マチスタジオ」。1階部分は人々が気軽に立ち寄れる場所になる=米沢市本町2丁目

改修したのは、かつて納豆を製造していた空き工場。空き家のリノベーションを行うアジリノ(網代修社長)が中心となり、デザインは国内外で活躍する若手建築家増田信吾、大坪克亘の両氏が担った。

延べ床面積は約192平方メートル。外観は2階がダークグレー、1階の柱や天井部分は白色。オフィスは24時間利用でき、仕事スペースの他に会議室、オンライン会議ブース、プリンター、キッチンなどを備える。1階部分は休憩や雑談、バスの待合所など多様な使い方を想定する。

2階のシェアオフィスは会議室や個室オンラインブースなども備えている

セレモニーには約50人が出席。中川勝市長らがテープカットを行い、完成を祝った。まちづくりを行う東町プラットフォームの小嶋健市郎会長(43・H11卒)は「ようやくスタートラインに立った。人が集い、新たな動きや活動が自然と発生する場所にしたい」と語った。

今後1階部分に長椅子(長さ約20メートル、奥行き約1メートル)の設置などを行い、7月中の全面オープンを目指す。オフィスの入居申し込みはマチスタヂオのウェブサイトで受け付ける。

2023年6月30日山形新聞より