「実家を空き家にしないために」をテーマに開かれた家の終活セミナー=米沢市東部コミュニティセンター

「実家を空き家にしないために」をテーマとした家の終活セミナーが15日、米沢市東部コミュニティセンターで開かれた。全国古民家再生協会山形第一支部の本多作之助支部長(H7卒)が、人が住まなくなった時の活用法を事前に考えておくよう訴えた。

本多支部長は「誰もが我が家を空き家にする可能性がある」と強調。管理や売却、賃貸といったケースごとに助言した。その上で「自宅が空き家になった時にどう活用するか、希望を明確にする」「相続のもめ事などを防ぐため、事前に家族で話し合う」などと呼び掛けた。

空き家が全国的に社会問題となる中、米沢市では現在まで約1,170戸を確認。今年の実態調査で総数はさらに増える見込みだ。セミナーは今後の発生予防を目的に市が主催した。

2022年10月16日山形新聞より