山形新幹線の米沢-福島間のトンネル整備や奥羽新幹線実現への機運醸成を図る「山形新幹線の『おもひでとみらい』を語るトークショー」が27日、米沢市のグランドホクヨウで開かれた。同市出身の俳優真島秀和さん(Hらが登壇、今年開業30周年を迎えた山形新幹線の思い出などを語った。
置賜3市5町の行政、商工団体などでつくる「置賜地域奥羽新幹線整備・米沢-福島間トンネル整備実現同盟会(会長・中川勝米沢市長)」が主催。真島さんのほか長井市出身の元フリースタイルスキーハーフパイプ選手の鈴木沙織さんも出演し、約250人が聴講した。
真島さんは新幹線によって県内がよりつながることや、山菜などの地元の食材が東京に届くことに期待した。鈴木さんは「新幹線に衝突する野生動物を守るためにも、トンネルは魅力的」と語った。
トークショーに先立ち同盟会の総会が開かれ、トンネル整備の早期実現を求める要望などを行う本年度の事業計画を決めた。
2022年8月28日山形新聞より