島崎藤村の名作を60年ぶりに映画化した「破戒」が22日から山形市のフォーラム山形で上映される。23日には米沢市出身の真島秀和さん(H7卒)が舞台あいさつする。
父の戒め通り被差別部落出身と言う出自を隠し、小学校の教員として奉職する瀬川丑松(間宮祥太朗さん)が主人公。隠し続けることに悩み、学校では出自について疑念を抱かれ、立場が危うくなっていく。苦しみの中で丑松は、同じ境遇出身の思想家・猪子蓮太郎(真島さん)に傾倒していく。「破戒」はこれまで木下恵介や市川崑と名だたる監督によって映画化されている。
舞台あいさつは正午の回上映後に行う。料金は通常料金。チケットは15日午前9時からオンラインで販売するほか、16日からは劇場窓口でも取り扱う(オンラインで完売の場合は販売無し)。問い合わせはフォーラム山形023(632)3220。
2022年7月15日山形新聞より