新聞紙面で米坂線の歩みを伝える展示会=市立米沢図書館

展示会「新聞記事で振り返る米坂線の九七年」が米沢市の市立米沢図書館で開かれており、展示コーナーに並ぶ地元紙の記事や写真が1世紀に及ぶ歩みを伝えている。

米坂線は1926(大正15)年に米沢―今泉間が部分開通し、36(昭和11)年に米沢―坂町間の全線が開通した。紙面では、当時の祝賀ムードを大々的に伝えている。一方、現在の区間運休を招いた昨年夏の豪雨被害をはじめ、死者15人を数えた雪崩事故、羽越水害など、これまでの苦難の歴史も紹介している。

同館の青木昭博副館長(S53卒)は「さまざまな困難を乗り越えてきた米坂線の歴史を振り返るきっかけにしてほしい」と話していた。27日まで。

2023年12月15日山形新聞より