児童に冊子を手渡す矢尾板操館長(S43卒)=米沢市広幡小

米沢市出身の民法学者我妻栄(1897~1973年)を顕彰する、「我妻栄記念館」(同市、矢尾板操館長・S43卒)は12日、同市広幡小(佐藤和江校長、48人)の5年生9人に我妻の功績を紹介する冊子を贈った。市内全16校の5年生667人に贈呈する。

冊子は同館を運営する米沢有為会(平山英三会長)の「故郷を愛した民法学者我妻栄先生」。我妻が米沢で過ごした子ども時代や、民法学者としての功績などを紹介している。市民に郷土の偉人を広く知ってもらおうと、2019年から毎年、市内の小学5年生全員に贈呈している。

この日、代表校の広幡小に矢尾板館長が訪れ、「夢に向けて努力する大切さを知り、先人の思いを受け継いでほしい」とあいさつし、児童代表に冊子を手渡した。来年は我妻の没後50年の節目にあたり、同館は記念事業を企画している。

2022年10月19日山形新聞より