米沢繊維協、130周年事業の皮切り

米沢繊維協議会(会長・近藤哲夫近賢織物社長・S56卒)は11、12の両日、東京都千代田区の東京交通会館で、アパレルなど業者向けの展示会「米沢産地総合展」を開く。例年の洋装に加え和装や関連の企業もブースを構え、米沢織を大々的にPRする。

同協議会は1892(明治25)年に米沢絹織物業組合として設立し、昨年創業130周年を迎えた。新型コロナウイルス禍で実施できなかった記念事業を本年度展開する予定で、総合展が皮切りとなる。

総合展には洋服地、和服地を手がける企業のほか、デザインや原糸、染色、加工を担当する関連企業28社が参加する。流行を意識した洋服地や着物地、帯地の新作を展示し、アパレルや生地問屋に自社技術をアピールする。紅花にスポットを当てた特別展示もあり、会場の空間デザインを東北芸術工科大が担当した。

近藤会長は「今後に向け今年はいろんな仕掛けをしたい。コロナ禍で落ち込んだ需要が戻りつつあり、総合展をさらなる弾みにしたい」と話している。時間は11日が午前10時~午後6時、12日が午前10時~午後5時。問い合わせは同協議会0238(23)3525。

2023年4月8日山形新聞より