オープンファクトリーの開催をPRする実行委員会のメンバー=米沢市・米沢商工会議所

米沢織など米沢市内事業所の製造工場を公開する「360°(さんろくまる)よねざわオープンファクトリー」の実行委員会(近藤哲夫会長・S55卒)は22日、同市の米沢商工会議所で記者会見し、2年目の本年度は新たに木製品の製造業者が加わり、22社で実施すると発表した。日程は9月12~14日。

オープンファクトリーは観光まちづくり会社プラットヨネザワが企画・運営を支援し、昨年地域一体型として県内で初めて開催。県内外から延べ約2300人が来場し、興味のある複数事業者を巡り、生産現場の見学やものづくり体験を行った。今年は開催期間を1日延ばし、「米沢織物」「発酵・醸造」「木製品」の事業者を巡ることができる。受付を1時間ごとに区切り、スムーズに希望工場を巡ることができるようにするという。来場者数は4千人を目指す。

来場者からは昨年、「作り手の熱量が伝わった」「楽しかった」など満足する声が多く寄せられ、企業側の新規採用につながったケースもあったという。近藤委員長は「会社側のPRになり、従業員の意識の高まりにもつながった。10年、20年と続く方策を模索していきたい」と話した。

イベントの詳細は7月ごろをめどに公式SNS(交流サイト)で発信する。

2024年4月23日山形新聞より