3人展に参加した(左から)菊池峰月さん(S46卒)・山崎世紀さん・三沢英伍さん=米沢市・よねざわ市民ギャラリー

米沢市の芸術家3人展が14日、同市のよねざわ市民ギャラリーで始まった。3人の年齢合計が「222」とぞろ目であることから「なんでもない寿展222」と銘打った。

日本画家三沢英伍さん(76)染織家山崎世紀さん(75)書家菊池峰月さん(71・S46卒)がそれぞれ自信作を持ち寄った。「1人より、みんなで開催する方が楽しい」と、山崎さんが声がけし実現した。三沢さんは富士山やピエロなどをモチーフに50点、山崎さんは月見草などを使って染めた着物など20点、菊池さんは「日々是好日」など多彩な書23点を出品した。

「新型コロナウイルスの影響で長く作品展を自粛していたが、ようやく企画できた」と山崎さん。「3人合わせて222歳。ニコニコしながら楽しんで見てほしい」と話していた。15日午後1時半からギャラリートークを予定、3人が作品を解説する、入場無料。19日まで。

同ギャラリーでは15日まで、上杉謙信などを繊細に表現した「伊藤義孝/切り絵・グラフィック作品展」も開かれている。

2024年5月15日山形新聞より