2022.07.15(金)―08.28(日)に山形美術館で開催される「ますむらひろし展」のご案内です。

山形新聞・山形放送8大事業 ますむらひろし展

山形県米沢市出身の漫画家ますむらひろし(1952年生まれ・S46卒)の画業を紹介する展覧会を開催します。県立米沢興譲館高等学校を卒業後、デザイン学校に入学するため上京し、1973年に週刊『少年ジャンプ』で「霧にむせぶ夜」が手塚賞に準入選しデビューします。雑誌『ガロ』や『マンガ少年』などでキャリアを積み、猫のヒデヨシと個性豊かな仲間たちが繰り広げる漫画「アタゴオル」シリーズは宮沢賢治が提唱した「イーハトーブ」の精神を作家独自の感性で受けとめて展開し、多くのファンを獲得しました。また宮沢賢治の物語を漫画化し、『銀河鉄道の夜』は80年代に初めて取り組んでから現在の最新作に至るまで、ますむらのライフワークとなっています。
2005年からは、葛飾北斎が描く日本の風景に「アタゴオル」の住人たちが溶け込んだイラスト作品「アタゴオル×北斎」シリーズを発表。北斎の浮世絵に描かれた風景を分析し、新たな解釈を加えて描かれた同シリーズには偉大なる先人への畏敬の念を感じることができます。
また、ますむらが描く世界には「ヨネザアド」という名称や登場人物たちが操る方言など、たびたび故郷・米沢の要素が登場します。本展では「アタゴオル」「北斎」「宮沢賢治」といった多彩なますむらワールドに加えて、山形関連の作品も紹介します。地元が生んだ独創的で愛情溢れるますむらひろしの世界をじっくりお楽しみください。

山形美術館ウェブサイトより
ますむらひろしさん(S46卒)
会期2022年7月15日(金)─8月28日(日)
開館時間午前10:00〜午後5:00(入館は午後4:30まで)
休館日毎週月曜日 ※ただし7/18(月祝)は開館、翌7/19(火)は休館
入館料一般1,200(1,000)円、高大生600(500)円、小中生400(300)円
※カッコ内は前売料金
※20名以上の団体料金は当日料金の各2割引
※会期中の土曜日は小中生の観覧料無料
※障がい者手帳をご提示の方と付添者1名は当日料金の半額
※山形美術館キャンパスメンバーズ制度登録校の学生は学生証の提示により無料
主催山形新聞、山形放送、山形美術館、山形県
共催公益財団法人山形県生涯学習文化財団
後援山形県教育委員会、山形県芸術文化協会、山形市、山形市教育委員会、山形市芸術文化協会
協力公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団、有限会社風呂猫
企画協力株式会社アドシステム
お問い合わせ展覧会について:山形美術館(023-622-3090)
チケットについて:山形新聞社事業部(023-642-7955)

【感染症予防のためのお願い】
・発熱、せき、咽頭痛など風邪の症状がある方、体調のすぐれない方のご来館はご遠慮ください。
・館内ではマスクの着用をお願いいたします。
・館内設置のアルコール消毒液等で、手指の消毒・除菌にご協力ください。
・入口等での検温にご協力をお願いいたします。検温により37.5℃以上の方のご入館はご遠慮ください。
・展示室内では他の方と1.5メートル以上の距離をあけてご鑑賞ください。
・お客様同士の近距離での発声はご遠慮ください。
・展示室内の混雑を緩和するため、入場制限を行う場合があります。
・体調が急変した場合は、美術館スタッフにお申し出ください。
感染症の拡大状況により、開催内容が変更になる場合があります。
詳細については山形美術館館webサイト、Facebook、Twitterでご確認ください。