地域の歴史情報の発信や昭和の農作業具などを展示する米沢市小野川町に整備していた「伊達な里情報歴史館」が1日、オープンし、関係者によるセレモニーが行われた。

観光客や子どもに昔の生活を知ってもらおうと、米沢市内の塗装業「OldNew」(加藤精一社長)が小野川温泉街中心部の空き店舗を改装した。同社と伊達三日月街道活性化協議会(進藤俊彦代表・S50卒)が共同で運営する。

木造2階建てで延べ床面積は約106平方メートル。昭和の縄ない機や除草機といった農機具、いろり、映画ポスターなど約100点を展示する。

セレモニーには温泉街の関係者ら約20人が出席し、加藤社長は「地域に古くから残るものを子供たちに残したい」、進藤代表は「伊達政宗が傷をいやしたとされる小野側から歴史を発信していく」と語った。

当面無休で開館時間は午前9時~午後5時(変更の可能性あり)。入場無料。

2023年8月2日山形新聞より