高畠町高畠小(峯浩明校長)に、同校の校章をモチーフにした時計「若鷲時計」が設置された。同校OBの歯科医師、八木孝さん(68・S49卒)=同町高畠=が寄贈したもので、同校のシンボル若鷲が翼を大きく広げているデザインとなっている。八木さんは「時計が末永く学校に残ってくれたらうれしい」と話している。

昇降口に設置されている「若鷲時計」=高畠町高畠小

同校が今年に創立150周年を迎えることを受け、八木さんは卒業生として祝福しようと時計の寄贈を決めた。デザインは八木さんが考え、校章に描かれる若鷲の顔をより勇ましく表現した。製作は知人の木彫り作家佐藤康司さん(岡山県)に依頼。ケヤキや山桜などの木材を使い、縦約60センチ、横約70センチの大きさに仕上がった。時計は先月22日から同校の昇降口に飾られている。

今月11日には、若鷲時計の贈呈式が同校体育館で行われた。八木さんが「時間を守ることは大事なこと。時計を見たらそのことを思い出して学校生活を送ってください」とあいさつし、児童代表の大河原和成君(11)に時計のレプリカを手渡した。大河原君は「時計を登校時などに見て、時間に気を付けながら過ごしていきたい」と話していた。

2023年7月14日山形新聞より