山形大医学部今田恒夫教授(公衆衛生学・S58卒)

市民の健康づくりに役立ててもらう「健康ひがしねアカデミー」の本年度第1回講座が18日、東根市のさくらんぼタントクルセンターで開かれ、山形大医学部の今田恒夫教授(公衆衛生学・S58卒)が高血圧の予防や生活習慣改善の大切さなどについて解説した。

今田教授は、本県をはじめとする東北各県の傾向として、人口に占める高血圧性疾患患者の割合が高いことを説明した。日ごろの食事でできる予防策として減塩に加え、体内の塩分を排出しやすくするカリウムやカルシウムを含む食品の摂取を促した。健康寿命延伸のためには適度な食事と運動が重要だとし、「日々の積み重ねが自身の『健康の貯金』になる」と述べた。

アカデミーは、生活習慣病予防の普及・啓発などを目的に市が主催している。この日は市内外から約130人が参加した。

2023年10月25日山形新聞より