西置賜スポーツ振興懇談会が17日、長井市のはぎ苑で開かれ、フェンシングのオリンピアンで「YAMAGATA ATHLETE LAB.(ヤマガタアスリートラボ)」代表理事の池田めぐみさん(南陽市・H10卒)が「これからの地域スポーツに期待すること」と題して講演した。

池田さんは、スポーツをする権利を守る大切さを強調し、指導者や施設、財源の確保といった諸課題と、国や県の取り組み状況について解説した。部活動などの子どものスポーツ活動については「指導者の都合で遅い時間の活動が増え、睡眠時間が奪われている事例がある」と指摘し、子ども本位の在り方を考えなければならないと訴えた。

西置賜地区スポーツ協会(会長・桐生芳弘長井市スポーツ協会長)などが市スポーツ振興懇談会を兼ねて開催し、約70人が出席した。池田さんは2004年アテネ、08年北京の両五輪に出場。本紙「日曜随想」筆者を務めている。

2024年2月19日山形新聞より